LPデザイン 7つの法則

「デザインはセンス」と思っている方が多いです。
ですが実際は8割が理論、2割がセンスです。
センスがどれだけあっても8割の理論を身につけていなければ、反応の取れるLPは制作できません。

センスは言語化できないですが、理論は言語化でき誰でも身につけられます。
デザインにおける8割の理論を「7つの法則」に分けてお伝えします。

最近はデザイナーが増えてきましたが、7つの法則を知らない方が少なくありません。
LP制作でデザイナーを選ぶ際には、「7つの法則を身につけているか」を1つの判断材料にしていただければと思います。

法則1LP制作の土台「整列」

LP制作だけでなくデザインの土台となり、とても重要な要素が「整列」です。
「整列=デザイン」と考えていただいてもいいくらいです。

デザインの質を判断する際、「整列しているかどうか」を見てください。
知っているだけで、デザインの良し悪しが分かります。

文字や画像の情報が同じでも、「整列しているかどうか」でお客様の反応は大きな差がつきます。
デザインの基本なので、デザイナーなら必須のスキルです。
整列はデザイナーに依頼する発注者様も知っておいていただきたい法則です。

法則2お客様の反応率が上がる「反復」

同じ物が3つ以上続くと、「次も同じ物が来る」と考えるのが人間です。
例を挙げてみましょう。

・ジャガイモ
・ニンジン
・ピーマン
・A
とあったら、Aには何が入るでしょうか?

・サメ
・京都
などはあまり考えられません。

なぜなら、共通点が野菜だからです。

 

このように「何かが続いたら、次も同じ種類の物だろう」と考えるのが反復です。
LP制作でも、この反復はよく使われています。

たとえば
・ユーザーの悩み
・ユーザーの理想の未来
を羅列するブレッドです。

反復を使うと、
・文字の種類、大きさ、色、太さ
・吹き出しの形
が同じになります。

文字の色など1要素だけが同じでも、他の要素がバラバラだと雑な印象を与えてしまうので、気をつけましょう。

法則3あらかじめ情報を取捨選択する「圧縮・間引き」

「圧縮・間引き」もデザインでは、かなり大切な要素です。
「全て伝えたいから」といって、情報を詰め込みすぎると窮屈な印象を与えてしまいます。

人が多すぎて窮屈な満員電車からすぐ出たいように、情報が多すぎる窮屈なLPからはすぐ離脱してしまうでしょう。

「圧縮・間引き」するには「情報の優先順位をつけ順番に配置する」が大切です。
「窮屈だな」と思ったら、思い切って捨てる覚悟も必要です。
捨てた内容が多ければ多いほど、残った内容がユーザーに伝わりやすくなります。

「たくさん情報を伝えたい」と思った時は、「情報が多すぎて逆に伝わりにくくないか」に注意しましょう。

法則4お客様や商品で決める「配色」

LP制作で多くの方が悩むのが配色です。
同じ赤でも
・明るさ
・濃さ
により違う色になるため、センスが必要だと考える方は少なくありません。

ですがLP制作の配色には法則があります。
1「商品のジャンルやキャッチコピーで決める」
2「3色以上はできるだけ使わない」
3「一般的なイメージに沿って決める」
これらの法則を使うと、配色の悩みはほとんどなくなるでしょう。

特に法則2は大切で色を使いすぎると、違和感や怪しさを感じるなどLPのメッセージが伝わりにくくなるので注意しましょう。

法則5情報をまとめる「グループ化」

グループ化は言葉の通り、「同じ種類の情報はまとめる」です。
たとえば連絡方法という種類で考えてみましょう。

・電話番号
・問い合わせフォーム
がバラバラの場所にあると、読みにくいです。

ユーザーの混乱を招き、離脱の可能性も出てきてしまいます。
伝わるLPにするため、同じ種類の情報はグループ化し、同じ場所にまとめましょう。

法則6感情を動かす「ストーリー」

お客様は商品ではなく、「商品によって得られる理想の未来」を求めています。
この理想の未来を伝えるのに大切なのがストーリーです。
LPはストーリーを文字だけでなく画像を使い、ひと目で伝えられます。

ストーリーを伝えられれば商品の価値を伝えられるだけでなく、記憶にも残りやすいです。
たとえばダイエットドリンクで考えてみましょう。

 

文字だけでは、理想の未来が一目で分かりません。
しかしドリンクを飲む女性画像を配置したら、どうでしょうか?

「ドリンクを飲んでダイエットが成功する」というストーリーが見せられます。
デザインは文字情報だけでは伝えにくいストーリーを伝えられるので、意識していただければ幸いです。

法則7訴求ポイントを強調する「フォント」

LPは文字情報が多いため、「フォントでお客様の反応が決まる」と言っても過言ではありません。
ですがフォントは数多くあり、全て覚えるのは難しいです。

まず抑えておきたいのが、
・明朝体
・ゴシック体
です。

 

明朝体は
・洗練さ
・綺麗さ
を出しやすい特徴があります。

ゴシック体は
・力強さ
・読みやすさ
を出しやすいです。

「どちらを使うか?」を決めておくことが、フォントの最初の一歩です。

さらに
・種類
・大きさ
・色
・太さ
などの部分を調整し、訴求ポイントを強調します。

文字情報が同じでも、さらに細かくこだわると訴求ポイントを強調でき、お客様の反応を取りやすくなります。

最後に

今回お話したのが、LPデザインで抑えておきたい7つの法則でした。
LPで反応を取る際に必要なのは2割のセンスだけではございません。

残り8割の理論を抑えたデザインをすると、質の高いLP制作ができます。
LP制作のデザイナーを選ぶ際、意識していただければ幸いです。